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佳作

SKIN HOUSE

田辺 裕美

首都大学東京 工学研究科 建築学

共同制作者/塩谷 智樹

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私たちは半屋外のような空間をもつサステイナブル住宅を提案する。特徴は大きく分けて3つある。 1つめはアルミルーバーをガラスで挟んだスキンで覆われていること。構造体でもあるアルミが断面的に途切れることなく一周していて、 アルミの特性である熱伝導率の高さによって、冬場にまるでオイルヒーターのように熱が循環して室内があたためられる。2つめはアルミの加工性のよさを生かし、 繊細なアルミルーバーとし、日射を遮蔽するだけでなく、より軽く透明性を帯びたメッシュのような空間になること。3つめは建物のボリュームは夏場に自然換気が起きるような断面形状となっていること。 今までのサステイナブル住宅は内部環境を快適にするため外部に対して閉鎖的になることが多かった。しかし、今回提案する高性能なアルミルーバーのスキンにより、快適な室内環境をつくりながらも外部環境とのさまざまなつながりをもつ住宅である。

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