top of page
優秀賞
RINKAKU(りんかく)
藤森 雅彦
広島工業大学 環境デザイン学科
共同制作者/谷尾 尚隆
全ての輪郭に外部環境の要素が反映される住宅は、最大限に外部の情報を読み取った、おおきい家と呼ぶことができるのではないだろうか。
ここではソリッドなガラスから住宅の機能をvoidとして様々な方向に堀削していく。ガラスを透過して内部に取り込まれる外部環境は、時間の経過に伴い様々に変化する。例えば、太陽の光を柔らかに通したり、プリズムに変化させたりしながら、内部は緩やかに光で分節されていく。また、外部環境は雨や風、朝日や夕日、大空や大自然、時には住み手自身であるかもしれない。その多大な情報を許容し、風景と時間が重なり合って空間化されるのである。
つまり、内と外が一体的であるような、内部と外部の輪郭にその両方が関係し合っているような状況に「RINKAKU」はある。私達は、このような状況にある家を、おおきい家として提案したい。
bottom of page