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佳作
DROPS(ドロップス)
金本 智香子
フリー
フレームやノブといった「扉」から連想される建具としての記号を取り払い、空間を間仕切る「壁」自体が扉の 役目を果たしている。また、「光」が空間を構造化させる重要な要素であることにも着目し、これを扉自体に取り 込むことにより「空間」「壁」「光」が一体となっている扉を目指した。小さなユニットを結合/スライドさせる ことによって、開口の大きさやすき間の数を調節できる仕組みにして様々なシチュエーションへの対応を意識し た。ユニットの材質には光の透過性を考慮して透明のアクリルチューブを使用、チューブ内にも光源を仕込み発 光させる。LED素子を内包したアクリル中空チューブφ50を上部フレームより吊下る。フレーム内には電源 をとり、光源には300mmをモジュールとしたLED素子を使用。モジュールは300,600・・・ と組み あわせることが出来、それによって個人の好みの照度や色味、デザインにバリエーションを与える。
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