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3等賞

ゆうびんこれくしょん

柏木 俊弥

大阪大学 大学院 
地球総合工学専攻

共同制作者/岡﨑 沙織

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近年、電子メールの普及や宅配便の発達がめざましく、昔ほど郵便局の必要性は感じられなくなったように思う。しかし、 21 世紀を迎えた今でも各地域に郵便局は必ずひとつ存在する。そこで、今ある郵便局を地域のみんなが集まって楽し く過ごせるコミュニティの場に変化させる。地域の住民は郵便局にゆうびんを取りにいく。ゆうびんは郵便局全体をベルトコンベアで回遊しており、人々は思い思いの場所でゆうびんが回ってくるのを待つ。ゆうびんを待っているときはお 茶したり、たばこを吸ったり、他の人のゆうびんを眺めたり…いろんな楽しみが生まれる。ゆうびんはみんなの目に触れるので次第にデザインされるようになる。するとゆうびんを送ったり受け取ったりするのが楽しみになり、ゆうびんを送る人も郵便局に訪れる人も増えていく。現代社会で希薄化している地域コミュニティが、将来この郵便局を通して明るくなっていけばいいなと思う。

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