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佳作
12オルタナティブランゲージ
伊藤 健
東京藝術大学 美術学部
建築専攻
![08-1.jpg](https://static.wixstatic.com/media/e6c074_a3c9f32f36fc4c9ca15f526a8f2d0ccb~mv2.jpg/v1/fill/w_600,h_846,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/08-1.jpg)
わたしは、〈言葉〉ではなく、〈ふるまい〉によって交感する、12人の 「行為と現象の関係」を設計しました。とりもなおさずこれは、〈自然界の動物たち〉に端を発したアイデアです。〈言葉〉をもたないヒト以外の動物は、〈儀礼化された行為〉すなわち、
ディスプレイ (誇示行動)等の 「儀式」をとおして、同種の個体間で交感します。一方、わたしたち人間の 「言語」は、非常に万能な道具ですが、逆にその取り回しのよさが、わたしたちの問題を複雑にしています。
もっとも、シンプルでストレートな表現には、ジェスチャー (ボディーランゲージ)
がともなってしまうものです。もし、その身ぶりを 〈日常行為〉に置き換えられたなら、わたしたちは、〈ただ生きているだけ〉が、交感のジェスチャーになります。
たとえば、ごく普通の日常行為を、12人のヒトが、ほんの少しだけ 〈強調〉して暮らす 「集合住宅」では、どのような 〈協調〉がうまれるのでしょうか。
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