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佳作B
土着的トイレ。無感情で開くと、異空間。
大田 美奈子
関西大学大学院 理工学研究科
環境都市工学専攻 建築学分野
共同制作者/寺田 桃子
本提案は、場所と目的をつなぐ設計をする。どこにでもある「トイレ」とトイレの場所によって異なる「目的」に着目した。トイレをワープする空間に増幅し、場所によって異なる目的をもつトイレを設計した。
トイレに行く目的は少なくともメインはひとつ。しかし、大抵の人はトイレの中で、現実逃避をしているのではないか。例えば、冬の職場のトイレ。職場ではスマホで遊べない。だから、トイレでスマホをいじって、便座のぬくもりを感じる。ワープしたいと思うばかりである。そこで、どこにでもあるトイレがワープできる空間になったとき、それは「どこでもドア」になるのではと考えた。
トイレは、どこにでもある。映画の中にも、海外にも、ばあちゃん家にも。目的はひとつ、用を足すために。しかし、トイレの中ではいろんな目的が果たされている「どこでもドア」となっている。
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